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株で億万長者!まずは本でお勉強
株のノウハウ本のレビューです。 気に入ったのがございましたら、ぜひご購入ください。
臆病者のための株入門
橘 玲
文藝春秋 刊
発売日 2006-04
雑に書かれているけれど楽しい読み物 2006-07-25
あとがきによれば、2001年以降に投資らしい投資をしていないとあります。そのためか、2001年以降の制度変更や、そもそも興味が無かったと思われる、株式以外の投資商品についての情報が反映されていません。
大きな所では、愛国ファンドと揶揄されている、毎月分配型投信信託の分配金についての誤解があります。分配金には必ず課税されるとありますが、特別分配であれば課税されません。
また、外貨MMFに関して、毎月の分配に対する課税を嫌う場合に紹介されるはずの、BST(ボンドセレクトトラスト)についても何も書かれていません。
外国為替証拠金取引の利益が、すべて雑所得になるともありましたが、くりっく365を利用すれば、申告分離課税を利用できます。それについての記述もありません。
オビにて推奨している商品の場合、販売時に手数料を取られないノーロードで購入可能なネット証券でなく、手数料をたいていは取られる証券会社の窓口に行けとあります。これはレトリックでしょうけれど。
しかし、全般に雑に書かれてはいますが、株式含む投資の楽しい読み物としてしあがっていますので、厳密ではあるものの読み通すことが難しい入門書を読む前に、さらっと読んで士気をあげることには有用と思います。
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